まもなく開催されるジャパン・ゲームミング・コングレス(JgC)では、鍵となる統合型リゾート(IR)に関して、トム・カプラン氏が講演予定です。
早期のスタート
2023年に開業される日本での3か所の統合型リゾート稼働予定にあたり、ファインダイニング・エグゼクティブは、30年にわたる統合リ型ゾート(IR)ビジネスの経験から見解を共有します。
今月に最初のライセンス申請が承認される中での最有力候補は、ラスベガス・サンズとウルフギャング・パックブランドの長年にわたるパートナーであるMGMです。MGM は、高級レストランであるウルフギャング・パックレストランを、数十年にわたってMGMリゾートにて見続けてきたパートナーでもあります。
IRの先駆者
カプラン氏は、「私たちの存在は、自分たちを前面に出すのではなく、施設の価値を高めることであると理解すること」という信念を通して、IRベンチャーへのいわゆる「総合的アプローチ」を行い、これらのレストランの開業を過去37年もの間監督してきました。
ブランドをまとめる
カプラン氏は、彼が最初にエリートであるウルフギャング・パックのレストランを複数のホテルに開業した際に、Postrioのような人気のあるレストランでのつかみどころのない予約への対策として、どんな極端な方法を取ることにしたのか、当時の経緯を振り返ります。
ホテルに泊まることは「必須条件ではありませんでしたが、そうすることでレストランの予約が保証されたのです。」
総合的アプローチ
MGMとサンズが創り出した総合的モデルは、共に完全所有権は維持しながら、ウルフギャング・パックレストランの創業時資金を100%出資するという形です。一方でファインダイニンググループは、ブランドネームの使用ならびにレストランの管理をすることで、さまざまな組織体系のスケールに沿った成功報酬に従って、総売上高の一部を受け取りました。「つまり、ネームとブランドをライセンスし、運営会社の役割を拡大させホテルオーナーが認めるブランドとして滞りなく運営することです。」とカプランは言います。
日本向けのIRの準備
カプラン氏は、既にウルフギャング・パック・ワールドワイドを通じて日本でブランドを拡大している実績と、Spagoのビバリーヒルズ本店では日本人の矢作哲郎氏が過去15年間料理長を務めていることを挙げ、ウルフギャング・パック・グループのDNAは既に日本で存在すると言います。既にライセンス取得を見越して、日本参入のために大規模な準備が進行中です。
JgC 2019にてさらに詳しく
トム・カプラン氏がゲーミング界に共有してくれる、総合的IRアプローチを駆使したユニークかつ文化的な新案の講演は、2019年5月16~17日コンラッド東京で開催されるJgC 2019にて予定されています。